さつま芋
おはようございます。
最近さつまいもの病気が流行っていたのはご存じですか?
元腐れ病といって収穫したすぐは問題なかいのですが、
芋の糖度を上げるための保管中に腐っていってしまう病気です。
さつまいも農家としてはすっごく怖い病気です。
保管せずに売ってしまったらいいのに、と思われるかもしれませんが
品種にもよるかとは思いますが
さつまいもは収穫したすぐは実はそんなに甘くないんです。
さつまいも特有の甘みやに匂いが薄いので農家さんは保管管理しながら
温度や湿度を考えながらうまい具合に貯蔵し
美味しくなってからお客様の手元に届くようにしている訳です。
貯蔵期間中も農家さんは自分で味見してみたりお世話になっている方に
手土産として持って行ったりと何かと使うのですが
その度に自分の芋を食べてほしい、美味しいでしょ?
という気持ちで渡していたりします。
そんなさつま芋が腐ったら…と考えるとぞっとします。
しかもその菌はさつま芋から土壌へと移り、来年の出来にも繋がります
京都へ!
京都に行った理由ですが
さつま芋を毎年手伝いに来てくださる方が苗を作り出したと聞いたので
見学に行って良かったらこれからお世話になろうと思い
京都まで走りました。
やっぱり私が住んでいる三重県松阪市より2~3度ほど気温が高く
とっても暑かったです。
苗へのこだわり
これといって強いこだわりがあるわけではないと思うのですが
何個か上げさせてもらうとするなら
①苗が菌を所有していないということ
②真っすぐであること
③.節がしっかり4つ以上ついていること
④植える前にある程度根を出すこと
くらいですかね。
①まず苗が菌を所有していないというのは
苗の種になる種イモに菌が繁殖していたらそれから出来る苗にも
必然的に菌が入っています。
②真っすぐであること、に関しましては特にこだわりはないのですが
苗植え機で苗植えを行うので、少しでもスピーディに効率良く!と思うと
真っすぐの方が良いです。
③節というところから根が伸び、芋が出来るので最低4節は欲しいです
④はこれをするかしないかで苗の活着率が変わります。
苗を植えても土に根を張り活着しない事には苗が育ちません。
育たないと芋が出来ないのでこの工程は地味に重要です。
最後に
京都の苗を購入することになりました。
人参ジュースだけじゃなくサツマイモもより一層良いものを作れるように
精進致します。